忘れかけていた「若い感性」が蘇る展覧会
[text/photo 蓬田修一]
「第10回クリエーティブ トップ ナウ展」と「第5回スチューデント クリエーティブ学生広告賞展」が東京・新橋のアドミュージアムで、2014年8月30日(土)から11月3日(月)までの会期で開催された。
「第10回クリエーティブ トップ ナウ展」は、テレビ・ラジオ広告、アートディレクション、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、プロモーション、屋外広告、新聞広告、コピーの各分野を代表する8つの団体が顕彰する優秀作品をまとめて展示する展覧会だ。
一方、「第5回スチューデント クリエーティブ学生広告賞展」は、国内外の12の団体・企業の協力を得て、学生広告賞の上位賞を受賞した作品を紹介するものだ。
ふたつの展覧会をあわせると、国内外17団体が主催する広告賞の受賞作品を一堂に見ることができるとても貴重な機会である。プロの優秀作品が集まる「クリエーティブ トップ ナウ展」はもちろん素晴らしい内容だが、それに負けないくらい私が毎年楽しみにしているのは「スチューデント クリエーティブ学生広告賞展」だ。
学生のみずみずしい感性による作品を見ていると、「大人の都合」で考えることが多くなりがちな自分にとって、忘れかけていた「若い感性」が蘇ってくるようで、とても刺激的だ。
(2014年11月5日)
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