冬の漢詩 「梅花」 宋 王安石(おうあんせき)
[訳:蓬田修一]
[漢文]
梅花 宋 王安石
牆角数枝梅
凌寒独自開
遙知不是雪
為有暗香来
[書き下し]
梅花(ばいか) 宋 王安石(おうあんせき)
牆角(しょうかく) 数枝(すうし)の梅
寒(かん)を凌(しの)いで 独(ひと)り自(みずか)ら開く
遙かに知る 是(こ)れ雪ならずと
暗香(あんこう)の来たる有るが為(ため)なり
[現代語訳]
庭のかきねの片隅にある数本の梅
厳しい寒さに負けず(ほかの花は咲いていない中)ひとりだけ咲いている
遙かに離れていても それが雪ではないことが分かる
どこからともなく香りが漂ってくるから
[ひとこと解説]
牆角(しょうかく)とは、庭のかきねの片隅。
暗香(あんこう)とは、どこからともなく漂う香りのこと。
前半二句は、寒中に咲く梅の様子を自然に詠む。
それに対し、後半二句は説明的で理屈っぽい。
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