春の漢詩 「山中送別」 唐 王維
[訳:蓬田修一]
[漢文]
山中送別 唐 王維
山中相送罷
日暮掩柴扉
春草明年緑
王孫帰不帰
[書き下し]
山中送別 唐 王維
山中 相(あ)い送りて罷(や)み
日暮(にちぼ) 柴扉(さいひ)を掩(おお)う
春草 明年 緑ならんも
王孫 帰るや 帰らずや
[現代語訳]
山中での見送りを終わらせ
日暮れに柴の戸を閉める
春の草は来年も緑になることだろうが
貴兄は(奥さんのもとへ)帰るのだろうか 帰らないのだろうか
[ひとこと解説]
結句の王孫は相手の尊称のことだが、ここでは山中にいる作者自身を指していると解釈したい。
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