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新春の和歌 「新しき年の始めに」  古今和歌集 大直毘(おほなほび)の歌



[訳:蓬田修一]

大直毘(おほなほび)の歌

新しき 年の始めに かくしこそ
千年(ちとせ)をかねて たのしきを積(つ)め

古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(おほうたどころのおほんうた)

[現代語訳]

大直毘(おおなおび)の歌

新しい年の初めに このように
千年もの先の繁栄を心に思い描き 「楽し木」という木を積み上げよう

[ひとこと解説]

大歌所(おおうたどころ)とは、儀式や神事で演奏する音楽を司り、楽師の養成した役所。大直毘(おおなおび)の歌とは、直毘の神(悪事を善事に転じる神)をまつる歌とも言われ、大なおらい(神事の後で行われる宴会)のときの歌とも言われる。


 

Posted on 2015-01-02 | Category : コラム, 和歌とともに | | Comments Closed
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