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【愛国の歌】旅人の 遣唐使の母


旅人(たびびと)の
宿りせむ野に
霜降らば
わが子羽ぐくめ
天(あめ)の鶴群(たづむら)
遣唐使の母

天平五年(733)、遣唐使が難波から旅立った。
難波の場所は、大阪市中央区の三津寺に比定されている。

使節一行の母親は、この歌を我が子に贈った。

大空の鶴の群れに、旅先で我が子が霜に濡れるようなら、その大きな翼で包んで守ってほしい、と祈った。




Posted on 2024-03-19 | Category : コラム, 和歌とともに, 日本の文化 日本のこころ | | Comments Closed
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