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【愛国の歌】八雲立つ 須佐之男命


八雲立つ
出雲八重垣
妻ごみに
八重垣つくる
その八重垣を
須佐之男命

須佐之男命は高天原で乱暴を繰り返し、姉君天照大御神から高天原を追放されてしまった。

出雲に降り立った須佐之男命は、これまでの乱暴を悔い改めたのか、心優しい勇猛な神となり、老夫婦を苦しめていた大蛇を退治する。

老夫婦の娘、クシナダヒメを妻として、新たな生活を始めた。

須佐之男命はクシナダヒメとの新婚の宮をおつくりになった。

その嬉しさがこの歌には溢れている。

わたしなりにこの歌を現代語にしてみよう。

天を幾重にも覆って沸き立つ雲
大切な妻をこもらせるため
多くの垣に囲まれたこの宮を建てた
新居を包む壮大な雲の重なりよ

須佐之男命は出雲の鳥髪という場所に降りった。
グーグルマップで鳥髪を探すと、「鳥上」が出てくる。このあたりであろうか。




Posted on 2024-03-03 | Category : コラム, 和歌とともに, 日本の文化 日本のこころ | | Comments Closed
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