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夏の歌 「夏の夜の 臥(ふ)すかとすれば」 古今和歌集 紀貫之(きのつらゆき)



夏の夜の 臥(ふ)すかとすれば ほととぎす
鳴くひとこゑに 明くるしののめ


古今和歌集  紀貫之(きのつらゆき)

[現代語訳]

夏の夜 ちょっと横になってまどろんだかと思うと ホトトギスが
鳴くひと声で 夜が明ける

古今和歌集  紀貫之

[ひとこと解説]

夏の短い夜を詠っています。

空がホトトギスの声によって目覚める、と空を擬人化しているようにも解釈できそうです。
(TEXT:M&C 蓬田修一)




Posted on 2015-03-03 | Category : コラム, 和歌とともに | | Comments Closed
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