大晦日の漢詩 「除夜作」 盛唐 高適
[訳:蓬田修一]
[漢文]
除夜作 盛唐 高適
旅館寒燈獨不眠
客心何事轉凄然
故郷今夜思千里
霜鬢明朝又一年
[書き下し]
除夜(じょや)の作 盛唐 高適(こうせき)
旅館の寒燈(かんとう)独り眠らず
客心(かくしん)何事ぞ転(うた)た凄然(せいぜん)
故郷 今夜 千里を思う
霜鬢(そうびん)明朝(みょうちょう)又一年
[現代語訳]
除夜の作 盛唐 高適
旅館の明かり寒々と 眠れぬ夜をひとり過ごす
旅上のわが身 なぜかますます寂しさ募る
故郷を今夜 千里も離れた旅先から思う
霜のような白い鬢(びん) あすの朝またひとつ歳を重ねる
転句は、旅情にある作者が千里も離れた故郷を思うという解釈と、逆に、千里も離れた故郷に暮らす家族が、作者のことを思うというふたつの解釈がある。ここでは、前者をとった。
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