年越しの漢詩 「示内」 清 沈受宏
[訳:蓬田修一]
[漢文]
示内 清 沈受宏
莫歎貧家卒歳難
北風曾過幾番寒
明年桃柳堂前樹
還汝春光満眼看
[書き下し]
内(ない)に示す 清 沈受宏(しんじゅこう)
歎(たん)ずる莫(な)かれ貧家(ひんか)歳(とし)を卒(お)うるの難(かた)きを
北風(ほくふう)曾(かつ)て過(す)ぐ幾番(いくばん)の寒(かん)
明年(みょうねん)桃柳(とうりゅう)堂前(どうぜん)の樹(じゅ)
汝(なんじ)に還(かえ)さん春光(しゅんこう)満眼(まんがん)の看(かん)
[現代語訳]
妻に告げる 清 沈受宏
嘆くことはない 貧乏な家なので年が越せないなどと
北風の寒さを これまで幾度となくやり過ごしたではないか
年が明ければ 座敷前の(庭にある)桃は花咲き柳は芽吹く
お前の目を楽しませるだろう あふれる春の光が
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