Home > コラム, ワンランク上の文章へ > 字詰めは掲載媒体の体裁どおりに

字詰めは掲載媒体の体裁どおりに


[text:蓬田修一]

執筆するときのワープロあるいはテキストエディタの書式設定は、皆さんどうしていますか。私の経験からは、1行あたりの文字数を文章が掲載されるときと同一に揃えたほうが書きやすいです。

例えば、掲載されるときの体裁が1行あたり20文字なら、ワープロあるいはテキストエディタの書式設定もそれと同じにします。できたら縦書き・横書きも揃えます。

書式を揃えるメリットはいくつかありますが、そのうちのひとつは、自分が書いた文章の分量が一目で分かることです。例えば1行20行で100行書かなければいけないとき、書式を揃えたワープロやテキストエディタで執筆していれば、30行ほど書いたら「全体の1/3ほどの分量を書き終えた。残りはあと2/3」と進捗が把握できます。進捗が把握できると、原稿が完成するまで、あとどれくらい時間が必要かも見当がつきます。精神的にも進捗が分かったほうが安心するのか、執筆のスピードが上がることも多いです。

書式を揃えるもうひとつのメリットは、上記とも関連するのですが、書き進めている分量が把握できますので、執筆のために準備した手持ちの素材だけでは、分量が足りなくなりそうだとか、逆に手持ちの素材を全部書き込むと字数をオーバーしてしまうとか、目算が立てられることです。こうすることで、効率的に執筆が進みます。

(2014年12月19日)


 

Posted on 2014-12-19 | Category : コラム, ワンランク上の文章へ | | Comments Closed
関連記事