Home > コラム, ワンランク上の文章へ > 執筆にも大きな影響 文章における一人称を考える

執筆にも大きな影響 文章における一人称を考える


こんにちは
蓬田でございます!

今回は、文章における一人称について、皆様とご一緒に考えてみたいと思います。

皆様の文章力アップに、ご参考になれば幸いです!

一人称によって執筆のノリが違う

今回考える一人称の表現は、主にプライベートな文章について書くときです。

個人のブログやSNSなどに書く文章ですね。

ビジネス文章での一人称については、また機会を改めて考えてみたいと思いますので、ご了承ください。

一人称、つまり自分のことを文章でどう表現するかは、なかなかに奥が深い問題です

ご存知の通り日本語には、一人称がたくさんあります。

どれを使ったらいいのか?

わたくしも、これまでだいぶ悩みました。

一人称によって、執筆のノリが全然違ってきます

そう感じる方、結構いるのではないでしょうか?!

試行錯誤の末、今は「わたくし」を使っております

文章のテイストを、カジュアルにしながらも、若干かしこまった感じ、読み手に敬意も伝わるような感じにしたいからです。

試しに使ってみたら、結構いい感じでした。

自分としては、しっくりきています。

今後どうなるか分かりませんが、当分「わたくし」を使っていこうと思っております。

一人称と文章のテイストは密接な関係

一人称について、よく使われている言い方を考えてみましょう!

まず、最も一般的なのが「」ですね。

漢字にするか、ひらがなにするかで、だいぶニュアンスが違います。

漢字にすると、少し改まったと雰囲気ですね。

ひらがなのときは、カジュアル寄りになります。

「私」のバリエーションとして、「わたくし」があります。

「私」より改まった感じです。

ほかのバリエーションとして「アタシ」とカタカナで書く人、ときどきいますよね。

かなりくだけた感じです。

遊び慣れたというか、コミニケーションの上手な人が使う傾向にあるように思うのですが、どうでしょうか?

男性の場合は「」という言い方もあります。

思いのほかいますよね。これを使う男性の方。

かなりマイルドな感じになると思います。

育ちがいい感じ?!

わたくしも以前、試してみたことがあります。

でも恥ずかしくて、早々に使うのを止めました。

ボク」とカタカナで書く人もいます。

ちょっと気取っている感じがするのは、わたくしだけでしょうか?!

」という言い方は、プライベートな文章といえども、使われる頻度は少ない印象です。

良くいってワイルド、悪くいえば乱暴な印象ですね。

音楽、それもロックとかについて書くときは、文章の内容やテイストによりますが、いいかもしれません。

カタカナの「オレ」は、ワイルドというよりも、友達同士のような親しい感覚を表現されている印象です。

小生」という言い方もあります。

もともとは、へりくだった表現で、昔は使っても違和感なかった時期があったのかもしれません。

今はうまく使わないと、へりくだりすぎというより、ちょっと浮いた感じになってしまいそうです。

最後に「筆者」というのをあげておきます。

硬めの文章や、ジャーナリズム寄りの文章、学術寄りの文章のときに、見かけるような気がします。

「筆者」を使う人は、文章を書くのが得意な人(と自分では思っている人)が多い気がします。わたくしの印象ですけれど。

以上、主な一人称の言い方を見てきました。いかがでしたでしょうか

一人称の表現と、文章のテイストは密接に関係しています。

わたくしのこれまでの経験から、自分の気持ちにピタッと合う一人称が見つかると、すいすいと文章が書けます

逆に、違和感のある一人称だと、執筆のノリが悪くなります。

今回はプライベートな文章書くときの一人称について検討してみました。

機会を改めて、ビジネスの文章を書くときの一人称について、考えてみたいと思います。

皆様の文章力が、ますますアップしてすることを願っております!




Posted on 2020-06-12 | Category : コラム, ワンランク上の文章へ | | Comments Closed
関連記事