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星合(ほしあい)の 七日(たなばた)も近き 天の川 正岡子規


こんにちは
宮川です。

今回も、夏の歌を鑑賞して参りましょう!

星合(ほしあい)の 七日(たなばた)も近(ちか)き 天(あま)の川(がわ)
桐(きり)の木末(こぬれ)や 浅瀬(あさせ)なるらん

これは正岡子規の作品です。

意味は

牽牛・織女のふたつの星が出会う七夕が近づく天の川
桐の梢が浅瀬となった

天の川に触れるばかりに伸びた桐の梢が、天の川の浅瀬を思わせたのでしょうね。

そこから牽牛が天の川を渡って織女に会いに行くんだなあ。

「星合(ほしあい)」という言葉がすてきだと思ったので選びました。

「星合」とは陰暦七月七日の夜、牽牛・織女の二つの星が出会うことをいいます。

「木末(こぬれ)」は、梢(こずえ)のことです。

これからも素敵な歌を、ご一緒に鑑賞して参りましょう!




Posted on 2020-07-03 | Category : コラム, 和歌とともに | | Comments Closed
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