夏の和歌 五月雨(さみだれ)の 晴れ間にいでて 眺むれば
こにんちは
宮川です。
今回は、夏の歌の中から、梅雨どきの歌を鑑賞して参りましょう!
五月雨(さみだれ)の 晴れ間にいでて 眺むれば
青田(あおた)すずしく 風わたるなり
作者は江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、良寛です。
良寛で思い出すのは、家の床下から竹が伸びてきたので、床板をはがしたり、果ては屋根に穴をあけて、竹が思う存分伸びるようにしてあげた、というエピソードです。
万物に思いやりを与えた優しい人だったのでしょうね。
良寛は歌人でもあり、この作品は「良寛禅師歌集」に収められています。
歌の意味は、
五月雨が止んだ晴れ間に、外に出て眺めてみた
青々と広がる田んぼに、初夏の風が涼しげに吹きわたっている
「五月雨(さみだれ)」とは、陰暦の5月、今でいうと6月頃に降る雨、つまり、梅雨のことです。
「青田」とは、稲が青々とよく育っている田のことです。
私は実家に帰るとき、車窓から、移りゆく景色を眺めるのが好きです。
梅雨の時期、一面に広がる田んぼは田植えがすんで、初々しい小さな苗が規則正しく並んでいるのが見られます。
晴れていれば、水面が鏡のように青空を映していて、写真に収めたくなるような光景でしょう。
さて、良寛は、梅雨どきの雨の合間に、久しぶりに外に出て、青々と広がる稲の田を見たのでしょう。
みずみずしい緑色の稲が、風を受けていっせいに動くのを見たら、きっと爽やかに思ったことでしょうね。
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