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美術展では列に並んで見る?


皆さんは美術展で作品をどのようなスタイルで鑑賞していますでしょうか?

何人かのメルマガ読者の方から、作品の前に列になって作品を鑑賞するスタイルがどうも納得できないという旨のご意見をいただきました。

私も鑑賞するときは、基本的に列には並びません。

会場に入ったら全体を見渡して、目に入った気になる作品に向かって一直線。

そのあとは、気になった作品を見るために、会場の中をあちこち移動するような感じで鑑賞しています。

お目当ての作品の前に列ができているときは、列に並んでいる人の肩越しに作品を見る場合も多いですけれど、別に私は気にしません。

超人気作品で「作品の前で立ち止まらないでください」と係員が呼びかけている作品は、残念な気持ちもありますが見ません。

列に並んで見ている人たちの頭越しや肩越しでも、本物を近距離で見られたというだけで感動することも多いです。

鑑賞スタイルは人それぞれで宜しいと思いますが、お目当ての作品まで、列に並びながらいっしょに来た人とおしゃべりして、お目当ての作品はチラリと見るという人たちもいるらしいです(メルマガ読者の方が教えてくれました)。

並んでいる途中、ほかの作品も見てあげたらいいのになぁ、と思ってしまいました。
(text:M&C編集部 蓬田修一)

※2017年7月31日発行の「M&Cメールマガジン」に記載した文章を、一部変えています。




Posted on 2017-12-10 | Category : アートに誘われて, コラム | | Comments Closed
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