【新年の歌】あらたまの 年の若水 くむ今朝は 樋口一葉
あらたまの 年の若水(わかみず) くむ今朝は
そぞろにものの 嬉しかりけり
樋口一葉
(口語訳)
若水を汲む元日の朝
何とはなしに嬉しい気持ちが湧き上がる
若水とは、元日の朝に汲む水のこと。
樋口一葉は「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」を発表、森鴎外をはじめ文壇から絶賛されましたが、二十四歳で肺結核により亡くなりました。
経済的に困窮したなかで、息を引き取りました。
幼少から本が好きで、学校の成績も優秀。小学校は首席で卒業し、その後入った和歌の私塾でも才媛と呼ばれました。
士族出身である父親が家屋敷を売って資金を作り、事業を起こしましたが失敗。負債を残したまま亡くなり、家督を継いだ一葉は父の負債も背負うことになります。
その後、母娘で針仕事などをしながら生活しますが、経済的困窮の打開は見つかりませんでした。
もし一葉が長生きしたら、素晴らしい作品をもっと書いていたのにと思うと、切なくなります。(蓬田修一)
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