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冬の和歌 「大空(おほぞら)の 月の光(ひかり)し」  古今集 読人しらず 



[訳:蓬田修一]

大空(おほぞら)の 月の光(ひかり)し 清(きよ)ければ
影見し水ぞ まづこほりける


古今和歌集 読人しらず 

[現代語訳]

大空にある 月の光が 冷たく澄んでいるので
その月影を映している池の水が 真っ先に凍ってしまった

[ひとこと解説]

明け方、池の氷を見たときに感じたことを詠んだ歌です。


Posted on 2015-01-21 | Category : コラム, 和歌とともに | | Comments Closed
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