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夏の和歌 夏(なつ)の野(の)の 繁(しげ)みに咲(さ)ける 姫百合(ひめゆり)の 


こんにちは
宮川です。

今回も、夏の和歌を鑑賞して参りましょう!

夏(なつ)の野(の)の 繁(しげ)みに咲(さ)ける 姫百合(ひめゆり)の 
知(し)らえぬ恋(こい)は 苦(くる)しきものを

万葉集」に収められています。

作者は大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)です。

額田王以後、最大の女性歌人ともいわれ、「万葉集」には女流歌人のなかでは最多の長歌・短歌合わせて84首が収録されています。

「万葉集」の編纂にも、関わったとされます。

歌の意味は

夏の野の草が茂っているなかに咲く姫百合のように
思う人に知られることなく恋焦がれているのは辛いものです

姫百合は6月ごろ、山野に咲くオレンジ色のゆりで、普通のゆりより小ぶりなので「姫」が付けられました。

片思いの苦しい気持ちを表現した歌です。

万葉集に数多くある恋の歌のなかでも、よく知られた存在です。

野に咲く小さいゆりながらも、オレンジの強い色が想いの強さ、激しさを表しています。

いかがでしたしょうか?

これからも素敵な歌を、ご一緒に鑑賞して参りましょう!




Posted on 2020-06-24 | Category : コラム, 和歌とともに | | Comments Closed
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