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東京ビエンナーレ2020プレイベント 「祈り」の作品をはやく見たい!


東京ビエンナーレプレ

2020年に開催されるアートイベントで、個人的に注目しているのが「東京ビエンナーレ2020」だ。どんなイベントかというと、公式サイトには、こんな風に説明されている。

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これはアートのための国際催事ではなく、まちに宿る文化資源を丁寧に感じ取り、その可能性を引き出し、「私」から「私たち」へ意識や創造的な活動を広げるフレームです。そのため、参加するのはアーティストだけではありません。アート、デザイン、建築、まちづくり……etc.あらゆる方向からアプローチしていきます。
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まちに宿る文化資源を丁寧に感じ取り、その可能性を引きすって、とても面白そうじゃないですか!?

さて、その「東京ビエンナーレ2020」のプレイベントが開催中なので、早速見てきた(会期:2019年10月12日~11月24日)。

プレイベントは、都内5つの会場を舞台に、展示だけでなく、トークセッション、ワークショップなど多彩なコンテンツで実施されている。

わたしが見たのは、銀座線・末広町駅近くのアーツ千代田3331 1階メインギャラリー会場。ちなみに、ほかの4会場は、COEDO室町テラス3階三井ホール&カンファレンス(中央区・日本橋)、南池袋公園(豊島区)、番長の庭(千代田区・四番町)、東京ガーデンスクエア公開空地(中央区・京橋)。

アーツ千代田3331で実施されていたのは「東京ビエンナーレ2020計画展」(上の写真)。29組の参加アーティストやキュレーターによるプロジェクトプランの展示だ。

前置きが長くなってしまったけれど、わたしが紹介したかったのは、その「計画展」で展示されていた「Praying for Tokyo 東京に祈る」というプロジェクトに参加している、内藤礼と宮永愛子の作品だ。会場ではふたりの作品内容がパネル展示されていた。

内藤の作品は「東京に祈る」(仮題)。昭和20年3月10日の東京大空襲がテーマだ。どんな作品かは詳しく書かれていなかったが、空間を使った作品になるようだ。

宮永の作品は「聖(ひじり)の空間」(仮題)で、お茶の水駅近くの聖橋、その北側には湯島聖堂、南側にはニコライ堂という「聖」の空間に着目し、湯島聖堂でインスタレーションを行う。

わたしは近年、「祈り」に関心があって、今回の作品も楽しみにしている。

東京大空襲は、アメリカ軍による一般人への「虐殺」であり、それを内藤はどう表現するのだろうか??

儒教にも関心があるので、湯島聖堂はしばしば行く、わたしにとっての“聖地”だ。そこでどんな作品が展開されるのか?? 開催が待ち遠しいね!  
(M&C 蓬田修一)




Posted on 2019-10-25 | Category : アートに誘われて, コラム | | Comments Closed
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