原因を追求せず、善後を考える。
わたくしはこれまでの人生で、問題が起きたときに、「原因を追求するのではなく、善後策(=今後どうするか、どんな手が打てるか)を考える」という姿勢で対処することで、良い結果につながったと考えています。
なぜこの姿勢がよい結果を生みやすいのか、試しに説明してみました。
1.「原因追及」は過去を見る、「善後策」は未来を向いている
原因を探ることは過去の出来事を分析することですが、善後策を考えることは「これからどう動くか」に意識を向けることです。
つまり、原因にとらわれすぎると「なぜこんなことになったのか」と足が止まりがちになる一方で、善後策に意識を向けると、次の一手が打てるので、問題を建設的に解決できるのです。
2.「原因追及」だけだと、責任探しになりがち
誰のせいか、どこが悪かったかに意識が向くと、チーム内でもぎくしゃくしやすくなります。
一方で、善後策を考える姿勢は「今の状況を前提に、どうすればうまくいくか」を話し合う姿勢なので、周囲との信頼関係や協力関係も築きやすくなります。
3.現実的でスピード感がある
ビジネスや人生の現場では、原因を突き詰めるよりも「すぐに手を打つ」ことのほうが重要な場面が多くあります。
たとえばトラブルが起きたとき、原因究明に時間をかけすぎると、被害が広がることもあります。善後策を先に考えることで、対応のスピードが上がり、結果的に信頼や成果につながるのです。
4.学びは「行動の中」で深まる
「原因→理解→改善」よりも、「行動→結果→調整」のループの方が、試行錯誤の中で実感として学べるという側面もあります。
これはPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act)にも通じます。行動する中で原因も見えてくるため、後からでも理解は深まるのです。
もちろん「原因を全く見ない」のではない
原因追及が必要な場面もあります。ただ、それに固執しすぎず、柔軟に前を向く力こそが、物事を動かす原動力になる、ということです。
例えるなら
「車が故障したとき、まずは『どうやって動かすか』を考える人は、すぐに応急処置ができます。
『なぜ壊れたか』だけを考える人は、そこで止まってしまうことが多い」のと同じです。
みなさまのご参考になりましたら幸いです。
(M&C編集部 蓬田修一)
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