台南 八田與一像の頭部切断事件の容疑者逮捕

事件の背景についてはまだ不明
台湾の台南烏山頭(うさんとう)ダムのほとりにある八田與一の像の頭部が切り落とされる事件が、2017年(平成29年)4月15日に起きました。

八田與一は、日本の台湾統治時代、現在でも台湾第二の大きさを誇る烏山頭ダムと、嘉南平野に水を供給する大水路(嘉南大圳・かなんたいしゅう)を設計・建設した人物です。

ダムと水路によって、不毛の地であった嘉南平野は台湾最大の穀倉地帯へと姿を変えました。その功績を称え、今でも地元の人たちからは「烏山頭ダムの父、嘉南大圳の父」と呼ばれ慕われています。

台湾の自由時報5月11日の報道によると、頭部を切り落とした人物が逮捕・送検されたとのことです。

逮捕・送検されたのは、中華統一促進党員であり、前台北市議会議員である李承龍と、もうひとり邱晉笋(笋:正しくは草冠。発音が同じ字でとりあえず代用)という人です。

ふたりが頭部を切り落とした理由や、事件の背景などについてはまだ分かっていません。

八田與一の像は嘉南農田水利会、台南市政府、奇美博物館によって修復され、5月8日に除幕式が行われました。

日本からも、八田與一の縁者をはじめ台湾に関わりのある人たち500人近くが参加しました。
(TEXT:Media &Communication 蓬田修一)

Posted on 2017-05-17 | Category : コラム, 日本と世界 | | Comments Closed

シルクロードを軸にインフラ整備進める中国「一帯一路」構想

世界120か国が参加 インドは不参加
中国・北京で2017年(平成29年)5月14日、「一帯一路国際フォーラム」が開催されました。

同フォーラムの中国語の正式名称は「“一帯一路”国際合作高峰論壇」。直訳すると、「一帯一路国際協力サミットフォーラム」。ちなみに英語名称は「BELT AND ROAD FORUM FOR INTERNATIONAL COOPERATION」。

「一帯一路」とは、かつてのシルクロードを軸に、中国が主導して、アジアからヨーロッパに至る広い範囲で、インフラ整備などを進める構想です。

同フォーラムには、世界から29か国の国家元首、130か国の国家代表が参加しました。

「一帯一路建設は偉大なる事業であり、偉大なる実践がに必要である」とフォーラムで挨拶。

日本からは、親中派議員として有名な二階俊博(にかい・としひろ)自民党幹事長が、安倍総理の親書を携えて、榊原定征経団連会長らも参加した訪問団の団長として出席しました。

日本メディアの報道によれば「日本も積極的に協力をする決意をもってうかがってる」「日本は一帯一路に最大限協力する」と述べたようです。

ロイターによれば、インドは「国家主権に危害が及ぶような計画は受け入れられない」として参加しませんでした。
(TEXT:Media &Communication 蓬田修一)




Posted on 2017-05-15 | Category : コラム, 日本と世界 | | Comments Closed