集中力が高まる場所を知る
[text:蓬田修一]
どういう環境で文章を執筆すると、自分は能率が上がるのかを知っておくことは、執筆スピードを速くするため、また執筆原稿量を増やすためにはとても重要です。
私は仕事場や自宅の机では、集中力が発揮できず、ほとんど執筆できません。電車の中やカフェなどですと集中でき、執筆がはかどります。
移動のために街を歩いているときや、ホームで電車を待っているときなどに文章の構成を考えて、電車に乗ったりカフェに入ると、ノートパソコンを開いて、さきほど考えた構成に沿って書き始めます。私にとっては、こうした執筆スタイルが、とても快適です。
ただ、ちょっと困るのは、どこででも執筆できるように、常にノートパソコンと資料を持ち歩かないといけないので、手荷物が重くなることです。以前は手提げ式のバッグを使っていましたが、片方の肩や腕に重さがかかってしまって肩こりになってしまうので、最近はリュックにすべての荷物を入れて移動しています。
友人の編集者・ライターは私とは逆で、電車の中などではまったく集中できず、仕事場の自分の机でないと執筆できないと言います。
自分にとって、最も集中できる環境を知り、できるだけそうした環境に身を置くよう心掛けると、執筆の能率は格段に上がります。
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